『学校ものかたり』もの・ことの謂れを語る 日向野一生 著
 
「まえがき」より

教育とは、不幸せにならないための最低限の知恵を授けることという。よって生業の業を授ける「授業」となる。俗的に言えば、人とのお付き合いのための「国語」があり、買い物でおつりを間違えないために「算数」があり、新たなる便利なものづくりのために「理科」があり、同じ過ちを犯さないために「社会」があり、笑顔のために「音楽」がある。先人の幸せになるための知恵が凝縮されているのである。その学び舎である「学校」というものを、もう一度見つめなおしてみたい。との思いからこの本を上梓するに至った。


Part1 学校の始まりといま
小学校の誕生/学校の語源/寺子屋/よみ・かき・そろばん/最初の学校制度・「学制」/教育勅語/教育基本法/学校制度の変遷/入学式と卒業式/早生まれと遅生まれ/時間割/尋常小学校と国民学校/教科書の歴史/教師と教員/校長/職員会議/PTA ほか
Part2 学校の仕組みとなかみ
教科/通知表/校章/校歌/校舎/校庭/教室/黒板/チャイム/教室の掃除/鉛筆/万年筆/謄写版/大学ノート/ランドセル/学生服/セーラー服/学生帽/遠足/修学旅行/運動会/万国旗/夏休み/冬休みと春休み/給食
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